第21回マンション管理セミナー

令和5年3月11日(土)に「春のマンション管理セミナー」を開催しました。

第1部は13:30より「補助金を活用した大規模修繕工事の進め方」をテーマに、宮城設計一級建築士事務所の宮城秋治様を講師に迎え、講和を頂きました。

また、第2部は15:20より「鹿児島市のマンション管理適正化推進計画と認定制度について」をテーマに、鹿児島市建築部建築指導課主幹の中島翔太様を迎え、講和を頂きました。

当日の受講者は50名で、終息しつつあるコロナ禍の中、多数の参加を頂きました。これは、増える老朽化する分譲マンションに住まう方たちが問題意識を抱えていることを表していると考えています。

第一部の講和では、日本の短すぎる住宅寿命を問題起点とし、住宅着工数、国土面積と人口、そして共同住宅の歴史、マンションの供給とストックの現状と、今後私たちが直面する現実を教えてもらいました。直面する大規模修繕工事には玄関ドアや窓(サッシ)の交換、給排水管の交換などは意見をまとめるのに時間と労力が必要となること、また多大な費用を用意しないといけないことなど説明がありました。令和5年度は国土交通省、経済産業省、環境省などから管理組合によるマンション省エネリフォームに補助金が準備されることなどを教えてもらいました。  第二部の講和では、鹿児島市のマンション管理適正化推進事業計画の概要とマンションストック状況の説明がありました。この計画の目標は令和15年までに25年以上の長期修繕計画に基づき修繕積立金を算出できていることを、管理組合全体の75%以上にすることとしているようです。具体的な取り組み方法や、助言、指導、勧告についてはこれからのようですが、いくつかの準備があるようでしたので、これからの鹿児島市の情報発信に目を光らせたいと感じる講話内容となりました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次